屋根材別!屋根塗装の耐用年数と塗料選びのポイントをご紹介

屋根塗装を検討している方の中には、屋根材や塗料について知りたいと考える方は多いでしょう。
そこで今回は、屋根塗装の耐用年数について屋根材ごとにご紹介します。
さらに耐用年数を考慮した塗料選びのポイントを解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

□屋根材別!屋根塗装の耐用年数をご紹介

ここでは、トタン、スレート、セメント瓦、ガルバリウム鋼板、粘土瓦の5つの屋根材とその塗装の耐用年数についてご紹介します。

1.トタン
トタンは金属屋根の一種で、古い家ではよく見かける屋根材です。
軽量で施工しやすく、雨漏りしにくいメリットがありますが、耐熱性や防音性に欠ける点がデメリットです。
トタンの耐用年数は30~60年程度。

しかし、定期的な塗り替えが必要で、5~10年に一度の頻度で行うことが推奨されます。

2.スレート
スレートは軽量で、建物への負担が少ない点がメリットです。
しかし、耐久性や防水性が低い点がデメリットとして挙げられます。
耐用年数は20~25年程度で、5~10年に一度の塗り替えが必要です。

3.セメント瓦
セメント瓦は30~40年の耐用年数を持ちますが、塗り替えは5~10年に一度が目安です。
この瓦は塗装をしなければ劣化スピードが早まるため、定期的なメンテナンスが必要です。

4.ガルバリウム鋼板
耐久性に優れ、加工もしやすいガルバリウム鋼板は、30~40年の耐用年数を持ちます。
しかし、海沿いや高温多湿な環境では劣化が早まるため、注意が必要です。

5.粘土瓦
粘土瓦は50~100年の耐用年数を誇ります。
この瓦は基本的に塗り替えが不要なため、メンテナンスが楽な屋根材と言えます。
しかし、1枚の重量が重く、劣化すると苔やカビが生えてくるデメリットがあります。

□耐用年数を考慮した塗料選びのポイント

こちらで紹介する、耐用年数を考慮した塗料選びのポイントは以下の2つです。

*耐久年数と価格のバランス

耐久年数が短く価格が安い塗料で短いスパンで塗り替えるか、耐久年数が長く価格が高い塗料で長いスパンで塗り替えるか、どちらを選ぶかは大切なポイントです。
自分たちの暮らしに合ったバランスを持つ塗料を選びましょう。

*ランニングコストの観点

長い目で見ると、安い塗料を選ぶことがコストを抑える方法ではないことが分かります。
例えば、耐久性が15年で150万円する塗装工事は30年間で300万円の費用がかかり、耐久性が10年で120万円する塗装工事は360万円かかります。
このように、長期的に見ると高耐久の塗料を選ぶ方がお得になることが多いのです。

□まとめ

今回は、屋根材ごとの屋根塗装の耐用年数と耐用年数を考慮した塗料選びのポイントをご紹介しました。
屋根塗装の耐用年数は、使用する塗料や屋根材によって異なります。
耐用年数だけでなく、コストやメンテナンスの頻度も考慮して、最適な選択をしましょう。