外壁サイディングの種類と耐用年数、メンテナンスのやり方

質とコストパフォーマンスを追求したいという方は多いのではないでしょうか。
家の外壁は単なる見た目のためだけではなく、家の持ち主の価値観を映し出します。

そこで本記事では、サイディングの種類別の特徴と耐用年数とメンテナンスに関する情報をお伝えします。
質とパフォーマンスを追求したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

□外壁サイディングの種類と耐用年数

外壁サイディングの選択は、家の外観を決めるだけでなく、将来的なメンテナンスや費用の計画にも大きく影響します。
以下では、各種類のサイディングの特徴と、それぞれの耐用年数をご紹介します。

1:窯業系サイディング

最も一般的な選択肢であり、セメントと木質系成分のミックスで作られています。
その魅力は、美しいデザインと比較的短い工期です。
耐用年数は20~30年と長持ちし、防火性や耐震性にも優れています。

2:金属系サイディング

軽量で耐震性に優れる金属系は、断熱性にも秀でています。

しかし、雨や潮風によるサビが懸念されるため、地域によっては不向きな場合に注意が必要です。
耐用年数も20~30年と見込まれます。

3:木質系サイディング

天然木を使用し、ぬくもりと高級感を感じさせる選択肢です。
ただし、防水性や防火性が低く、カビやコケが生じやすい点は注意が必要ですよ。
耐用年数は15~25年と他より短い傾向があります。

4:樹脂系サイディング

塩化ビニル樹脂を主材料とし、軽量で防火性に優れています。
耐用年数は20~30年と長く、腐食リスクも低いですが、日本でのシェアはまだ低いです。

□外壁サイディングどうメンテナンスする?

長く美しい外壁を保つためには、適切なメンテナンスが不可欠です。
そこで以下では、外壁サイディングのメンテナンス方法とその費用について解説します。

1:塗り替え

経年劣化した場合、最も基本的なメンテナンスは塗り替えです。
2階建て住宅の費用相場で60~150万円ほどかかるでしょう。

2:重ね貼り

塗り替えでは対応できない場合、次に考えられるのは重ね貼りです。
この方法の費用相場は120~150万円です。

3:張替え

外壁だけでなく下地まで劣化している場合、張替えが必要になります。
費用は150~300万円が目安です。

4:シーリング工事

劣化部分がシーリングだけの場合、部分的な工事で対処可能ですよ。
費用相場は18~20万円が目安です。

□まとめ

家の外観と耐久性に価値を置く方にとって、外壁サイディングの選択は重要な決断です。
各種類のサイディングには独自の特徴と耐用年数があり、それを理解することで、最適な選択をする手助けとなります。

また、選んだサイディングに応じた適切なメンテナンスを行うことで、家を長く美しく保てます。
ぜひ今回の情報を参考に、自宅の外壁材として最適なものを選んでくださいね。