モルタル外壁塗装とは?メリットとデメリットを見ていきましょう
家の外壁をどの素材で仕上げるかは重要なポイントです。
今回は、モルタル外壁塗装のメリットとデメリットを深く掘り下げ、サイディングとの比較をしていきましょう。
耐久性からデザインまで、モルタルの全貌を解き明かします。
□モルタル外壁塗装のメリット
モルタル外壁塗装のメリットは多岐にわたります。
1:耐久性の高さ
まず、その耐久性に注目しましょう。
モルタルはサイディングに比べて頑丈で、長期間にわたり家を保護する能力を持っています。
メンテナンスを怠らなければ、半永久的に使用可能というのが大きな利点です。
継ぎ目がないため、劣化のリスクも減少します。
2:防火性の高さ
次に、モルタルの防火性の高さは特筆すべき点です。
モルタルはセメントと砂の混合物であり、その不燃性により火災時の延焼を抑制します。
これは日本の木造家屋が多い状況において、大きな安心材料となるでしょう。
3:コーキングがいらない
また、モルタル壁にはコーキングが不要という利点があります。
これにより、見た目の美しさを保ちながら、コーキングに伴うメンテナンスの手間とコストを削減できます。
4:デザインの自由度が高い
最後に、デザインの自由度の高さもモルタルの魅力の一つです。
凹凸が生み出す陰影や、マットな仕上がり、光沢のある仕上がりなど、外壁の印象を大きく変えられます。
左官職人の手仕事による、独特のデザイン性や風合いは、サイディングにはないモルタル独自の魅力です。
□モルタル外壁塗装のデメリット
しかし、モルタル外壁には注意すべきデメリットも存在します。
*ひび割れ
第一に、ひび割れのリスクがあります。
モルタルは非常に頑丈ですが、揺れに対して追従できないため、ひび割れが発生しやすいのです。
このひび割れは、建物の寿命を縮める原因となるため、構造クラックが発見された場合は迅速な対応が必要です。
*カビやコケが発生しやすい
次に、仕上げ方によっては汚れやカビ・コケが発生しやすいという問題があります。
ただし、外壁塗装時にセルフクリーニング機能や防カビ・防藻成分を含む塗料を選ぶことで、これらの問題を予防できます。
*施工費用が高い
最後に、施工費用の高さが挙げられます。
モルタル外壁は手作業によるもので、工期も長くなるため、サイディング外壁に比べて初期費用は高くなります。
しかし、コーキングが不要であるため、長期的なメンテナンス費用は低減される点を考えなければなりません。
以上の点を踏まえ、モルタル外壁のメリットとデメリットをしっかり理解し、サイディングと比較して最適な選択を行うことが重要です。
□まとめ
モルタル外壁塗装は耐久性、防火性が高く、コーキング不要でデザインの自由度が高い点がメリットです。
一方で、ひび割れのリスクや汚れやカビの発生、初期費用の高さがデメリットです。
これらを踏まえ、サイディングと比較し、最適な選択を行うことが大切です。