フッ素塗料のデメリットを理解して賢く選択しよう!屋根塗装・外壁塗装の失敗を防ぐ
フッ素塗料は、優れた耐久性と美観から、多くのマイホームオーナーに選ばれています。
しかし、その高額な費用や、他の塗料にはないデメリットも存在します。
そこで今回は、フッ素塗料の知られざるデメリットと、失敗しないためのポイントについてお伝えします。
□フッ素塗料のデメリットとは?
この記事では、フッ素塗料のメリットだけでなく、塗装費用が高額になる、塗膜が硬いため割れやすい、ツヤなしを選べないといったデメリットについても詳しく解説します。
1:塗装費用が高額
フッ素塗料は、シリコン塗料やアクリル塗料と比べて、高価な塗料です。
1平方メートルあたりの塗装費用は、シリコン塗料の約2倍程度になる場合もあります。
初期費用は高くなりますが、耐久性が高いため、長期的な視点で見るとコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
2:塗膜が硬いため割れやすい
フッ素塗料は、他の塗料に比べて塗膜が硬く、伸縮性が低いという特徴があります。
そのため、外壁や屋根にひびが入った場合、塗膜も一緒に割れてしまう可能性があります。
ひび割れは、雨漏りの原因となるため、注意が必要です。
3:ツヤなしが選べない
フッ素塗料は、ツヤあり仕上げしかありません。
そのため、マットな仕上がりの外壁や屋根を希望する場合は、フッ素塗料は適していません。
□フッ素塗料がおすすめなケース
では、フッ素塗料はどんなケースにおすすめなのでしょうか。
1:長期的なコスト削減を望む方
フッ素塗料は、耐久性が高いため、塗装の回数を減らすことができます。
長期的な視点で見ると、メンテナンス費用を抑えられます。
ただし、初期費用が高いことを考慮する必要があります。
2:艶や光沢を保ちたい方
フッ素塗料は、耐摩耗性や親水性に優れており、長期間にわたって艶や光沢を保つことができます。
美観を重視する方におすすめです。
3:10年以上家を所有する予定がある方
フッ素塗料の耐用年数は、約15〜20年とされています。
10年以上家を所有する予定がある方にとって、フッ素塗料は最適な選択肢と言えるでしょう。
4:広い家に住む方
広い家は、塗装面積が大きいため、メンテナンス費用も高額になります。
フッ素塗料は、耐久性が高いため、長期的な費用削減に役立ちます。
□まとめ
フッ素塗料は、耐久性と美観に優れた塗料ですが、高額な費用や、塗膜が硬いため割れやすい、ツヤなしが選べないといったデメリットも存在します。
フッ素塗料を使用する際は、これらのデメリットを理解した上で、自邸に最適な塗料かどうかを判断することが重要です。