トタン屋根とは?さまざまな種類や劣化症状をご紹介します!

昔に比べて見かけなくなったトタン屋根。
目にすることは減っているとは思いますが、意外なところで使用されています。

そこで今回は、トタン屋根の種類と劣化症状について紹介します。
トタン屋根に関して、十分に知識が無いと感じる方や劣化症状がどのようであるかを知りたい方はご一読ください。

□トタン屋根とは?豊富な種類をご紹介!

*瓦棒(かわらぼう)

瓦棒とは、凸型の突起物が特徴的な屋根です。
突起物の中には、芯木(しんぎ)と呼ばれる木の棒が埋め込まれています。
かつてはトタンを主材料としていましたが、現代ではガルバリウム鋼板が多く用いられます。

*波型トタン

波型トタンは、その名の通り波打った形状が特徴です。
現存する波打った屋根のほとんどがトタン製であり、この形状は特に倉庫や工場などでよく見られます。
波型トタンは、雨水の排水性に優れているため、多雨地域での使用に適しています。

*折板(せっぱん)

折板は、大型の倉庫や工場でよく用いられる屋根材です。
かつてはトタン製でしたが、現在は瓦棒と同じく、より耐久性の高い材料であるガルバリウム鋼板が使用されています。

□トタン屋根の劣化症状ってなにがある?

トタン屋根は最近の主流であるスレートと比較すると劣化しやすいのです。
劣化症状を理解し、劣化にすぐに気付けるようにしておきましょう。

・色あせ

新しく施工されたトタン屋根と比較して、時間とともに色を失っていく現象を指します。
色を失う現象は、紫外線の影響で塗膜が劣化するために起こります。
放置すると症状が酷くなってしまうため、早めのメンテナンスが必要です。

・チョーキング

チョーキングとは、トタン屋根に触れた際に白い粉が手に付く状態です。
色あせと同様にチョーキングも塗膜の劣化が原因であり、放置すればさらなる劣化が進む可能性が高いです。

・コケやカビの発生

トタン屋根は金属製であるため、基本的にはコケやカビが発生しづらい材料です。

しかし、水分を含んだ砂やホコリが滞留すると、コケやカビが発生する可能性があります。

・サビと穴あき

サビはトタン屋根の代表的な劣化症状です。
小規模なサビでも急速に広がる可能性があり、その結果、穴が開くこともあります。
穴が開くと、雨漏りを始めとした二次被害が発生する恐れが高くなります。

□まとめ

トタン屋根は瓦棒や波型トタン、折板などの種類があり、それぞれが特性を持っております。
しかし、色あせやチョーキングなどの劣化症状も多く、特にサビや穴あきは深刻な問題となる可能性があります。
種類と劣化症状、両方を理解した上で、最適なトタン屋根を選びましょう。

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屋根の劣化が不安の方はぜひ当社にご相談ください。