タスペーサーとは?使う目的や使わなくてよい条件を紹介します

タスペーサーという言葉について聞き馴染みがある方はほとんどいらっしゃらないと思います。
今回はタスペーサーの概要についてご紹介します。
また、タスペーサーが不要な屋根の特徴についてもご紹介しますので、最後までご一読していただけると幸いです。

□タスペーサーとは?役割について

タスペーサーとは、屋根塗装工事中に使用されるプラスチック製で高い耐久性が特徴の器具のことです。
このタスペーサーという器具は瓦と瓦の間に挟み込んで使用します。
瓦と瓦にタスペーサーを挟み込むことで、瓦と瓦の間に隙間が出来ます。
この隙間によって屋根の通気や排水が出来るようになります。

もし、タスペーサーを入れずに塗装をした場合、塗装により出来た塗膜で隙間を塞ぐことになります。
隙間が出来ないことで、雨水が内部に侵入して湿気や水分がたまり、内部劣化を招く可能性もあります。

以前は縁切りというカッターや皮スキなどの手法を用いて、職人さんが手作業で隙間を作っていたのですが、時間と手間がかかったり、塗膜や屋根材に傷をつける可能性がありました。
そのため、現在ではタスペーサーを用いることが主流となっています。

□タスペーサーは屋根の特徴によっては使わなくてよい場合も

必ずしも屋根の塗装工事においてタスペーサーが必要かと言われれば、絶対必要ではありません。
4mm以上の隙間がある場合は、隙間が広いという理由から、タスペーサーが不要になる場合も。
タスペーサー自体を4mm以上の隙間がある屋根に挿入したとしても、タスペーサー自体が固定されずに落ちていきます。

また、一軒の家において全ての屋根にタスペーサーを使わなくて良いケースが存在します。
紫外線が当たる一部の屋根は、屋根の反りにより、自然と隙間が空きます。
そのため、紫外線が当たる屋根にはタスペーサーは使わなくてよいものの、他の部分の屋根にはタスペーサーが必要な場合があります。

□まとめ

今回はタスペーサーの概要だけでなく、タスペーサーが不要となる屋根の特徴についてご紹介しました。
タスペーサーがあることで、通気性の確保だけでなく、排水の役割を担っています。
ただし、4mm以上の隙間がある屋根はタスペーサーが不要になることが多いです。

当社では屋根塗装においてお客様の満足が得られるように分かりやすい丁寧なご提案や周囲に配慮した塗装工事を心掛けておりますので、ぜひ屋根塗装についてご検討されている方がいらっしゃいましたらぜひご相談ください。