シリコンコーキングの耐用年数と劣化症状って?種類と特徴も紹介します!
シリコンコーキングは、家の隙間やひび割れを埋めるために使われる素材ですが、その耐用年数や劣化のサインはどのようなものなのでしょうか。
この記事では、シリコンコーキングの耐用年数と劣化のサイン、さらにはその種類について解説します。
適切なタイミングでのメンテナンスが家の長寿命につながるので、ぜひ最後までお読みください。
□シリコンコーキングの耐用年数と劣化のサイン
・耐用年数について
一般的に、シリコンコーキングの耐用年数は約10年とされています。
しかし、これはあくまで一般的な数値であり、使用状況や環境によっては早く劣化する可能性があります。
窓や外壁以外に、屋根などにも使用されていることがあるため、定期的な点検が必要です。
・劣化の初期段階から最終段階まで
シリコンコーキングの劣化は、段階的に進行します。
初期段階では硬化が始まり、その後に破断、最終的には剥離という形で劣化が進むのです。
特に新築時に使用される変成シリコンは劣化が早く、早ければ3~5年で硬化が始まることもあります。
硬化が始まる段階でのメンテナンスが最も効果的ですが、多くの人は剥離が起こった後に初めて気づくケースが多いのです。
・劣化が進むと起こる症状
劣化が進むと、シーリングが裂けたり、痩せてきたりします。
そのまま放置すると、室内に雨や風が浸入し、雨漏りの原因になってしまうのです。
また、外壁に汚れが付着して建物の美観を損ねる恐れもあるため、早めの補修が必要です。
・劣化症状の対処法
劣化が見受けられた場合、すぐに専門の業者に連絡することが重要です。
早期の段階で対処することで補修費用を抑え、家を長く美しく保てますよ。
□シリコンコーキングの種類を詳しくご紹介!
コーキングには1液型と2液型の二つがあります。
1液型はすぐに使用でき、価格も比較的安く、2液型は大量のコーキングが必要な場合に使用されます。
用途に応じて選ぶことが大切です。
また、コーキング材は原料ごとに分類でき、特徴や耐用年数、使用用途が違います。
ここでは、シリコン系コーキングと変成シリコンコーキングについて紹介します。
*シリコン系コーキング
シリコン系は、耐久性・耐候性・耐熱性・撥水性に優れています。
しかし、塗装ができないというデメリットもあります。
主にガラス周辺の目地や浴室、浴槽などに使用されます。
*変成シリコン系コーキング
ポリエーテル樹脂を原料とした変成シリコン系コーキングは多岐にわたる用途で使用されています。
耐久性や耐水性はシリコン系コーキングに劣りますが、硬化後に塗装ができ、十分な耐久性を持つコーキング材です。
□まとめ
シリコンコーキングの耐用年数は10年程度とされており、硬化や破断、剥離がわかりやすい劣化のサインです。
また、シリコン系コーキングや変成シリコン系コーキングはそれぞれ異なる性質を持っており、さまざまな箇所に使用できますよ。
劣化の初期段階での対処が最も効果的ですが、多くの人が気づくのは遅い段階です。
定期的な点検と早めの対処が、家を長く美しく保つ秘訣です。
外壁塗装のメンテナンスを検討されている方は、当社までご相談ください。